劇場版コードギアスⅢ『皇道』のネタバレ感想!ルル復活の伏線か?

『コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道』公開!

完全ネタバレ感想注意!『復活』への伏線は?

TV版(原作)との違いに注目!ラストに衝撃の展開!

ルルーシュたちの『行き着いた先』に迫る!

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■コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道

2017年10月21日に公開された第一部『興道』

2018年2月10日に公開された第二部『叛道』

そして2018年5月26日、第三部『皇道』

ついに今回で完結となる劇場版コードギアス。

皆さんは前作、前々作と既に視聴しましたか?

私は勿論、全て劇場で鑑賞済みです!笑

今回は完全ネタバレ記事になりますので

まだ観ていない方はまず劇場で観てから

改めてこのページを開くことを推奨します。

 

谷口 悟朗監督によれば第一部は『ゼロ』を、

第二部は『スザク』をコンセプトにした物語であり、

第三部は

『ルルーシュとはどういう人間なのか』

というのを描くのが目的になっているそうです。

『ゼロ』であり『ブリタニアの皇族』であり

また、『ただの学生』の顔も持つルルーシュ。

それらを内包した『ルルーシュ』という一個人

その生涯の軌跡がここに完結するわけですが……。

さて、『行き着いた先』はどこだったのか

さっそく次の項目から見ていきましょう。

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■TV版との変更点

劇場版三部作は所々原作(TV版)からの変更点があり

マオ編全カットによるシャーリーの生存など

既存ファンを驚かせてくれました。

それでは『皇道』はどうだったのか?

『コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道』上映告知CM30秒 ©SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design ©2006-2017 CLAMP・ST

①『グラウサム・ヴァルキリエ隊』がいない

※画像はイメージです

原作において、ナイトオブテンの直属部隊として

登場したヴァルキュリエ隊が登場しません

正確にはヴァルキュリエ隊に相当する隊こそ

登場するものの、そのメンツが異なっており

なんとキューエル卿純血派と思わるメンツが

新たなナイトオブテン直属部隊に!

劇場版では生き残っていた彼らがまさか

ここで再登場するとは思いませんでした。

しかし、その運命は変わらず、颯爽と帰還した

カレンの駆る紅蓮聖天八極式により一瞬で退場

 

女だらけのハーレム部隊から男世帯への変更。

いったい誰得なのか……とは思いつつ元々

ヴァルキュリエ隊だった女性陣は皆助かった(?)

と思われるのでその点は良かったかな?笑

キューエルの妹もおそらく無事ですしね。

ちなみに実は原作においてもキューエルの妹は

生存しており、許嫁の男性に救出され結婚しています

ちなみに他のメンツも生還しているのだとか……。

詳しくは外伝にあたる

コードギアス 双貌のオズシリーズをチェックだ!

 

②黒の騎士団が裏切らない

※画像はイメージです

TVではシュナイゼルの策略にはまり、あっさり

ルルーシュを裏切ってしまった黒の騎士団。

この展開についてはファンの間でも賛否両論。

私も実は違和感を感じていました。

それが今回の劇場版ではなんと裏切らない!

……というと流石に語弊がありますが

最後までルルーシュ(ゼロ)を信じたい、

そういう態度を崩しませんでした。

 

倉庫でゼロに対し、扇や藤堂たちは銃を構え

TV版と同様ルルーシュに真意を問います。

TV版ではゼロが開き直ったと同時に

あっさりと銃撃することを決断する騎士団でしたが

今回は銃を向けこそすれ、最後まで引き金はひけず

実際に銃撃したのはシュナイゼルの連れてきた

ブリタニアの兵士でした。

この時、藤堂やあの扇でさえ「まってくれ!」と

焦った声をだしてゼロの助命を懇願するなど

TV版からはかけ離れた彼らの行動には

大変驚かされました。とはいえこちらの方が

むしろ自然な心理展開だと言えると思います。

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③スザクが闇落ちしない

※画像はイメージです

『生きろギアス』によってフレイヤを使用し

ナナリーを消してしまったと感じたスザクは

この後ヤケクソ気味にシュナイゼルの

クーデターに参加。彼に自分を売り込み、

皇帝を討つかわりに己をナイトオブワンに

と暴走することになりました。

しかし今回はこの展開は全カット。

スザクはあくまで個人のケジメとして皇帝に対峙

ルルーシュの代わりに皇帝を討ち、

憎しみの連鎖を断ち切ろうとします。

後からルルーシュが参戦してきたときも

TV版では「僕の十字架だ!」と強い口調で

ルルーシュの参戦に心中拒否感を表しましたが

劇場版では「君がこれ以上悪になる必要はない」

という旨のセリフに変更され、声優さんの演技も

TVにあった刺々しさは消え去りルルーシュに対して

思いやりのようなものを感じさせました。

おそらくこの前に行われたルルーシュとの邂逅が

結果的に彼を裏切る結果に終わったこと

そしてナナリーを彼から奪ってしまった事に

対する負い目がそうさせたのでしょう。

 

④シャーリーとC.C.の邂逅

『コードギアス 反逆のルルーシュⅢ 皇道』上映告知CM15秒より引用

©SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design ©2006-2017 CLAMP・ST

TV版ではその命を散らしたシャーリー。

今回は最後まで生き残っています。

それどころかとんでもなく重要な役割が……。

さて、それは次にとっておくとして

PVにもあった上のこのシーン。

私服のシャーリーがキャリーバッグを持ち

振り返った先にはC.C.が、というシーンでした。

詳しい時系列は不明ですがこれが映されたのは

ルルーシュがゼロレクイエムについて話し、

C.C.が「そこまでする必要があるのか?」と

言った後だったと思います。その後に

確かアッシュフォード訪問だったかと。

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■ルルーシュは『復活』する?

さて、おそらく多くのギアスファンが最も

気になるであろう最重要項目がこれでしょう。

私も劇場でエンドロールが終わった直後、

固唾をのんでその瞬間を待ちました……。

 

そしてついにその時が来たのです。

TV版のラスト同様、最後はC.C.が登場します。

しかしTVとは違い、馬車の荷台には乗らず

自身で馬を駆り、一人だけで登場。

そしてその手には手紙があり……

 

「ジェレミアとシャーリーめ、こんな所に運び込んだのか」

※一文字一句同様のセリフではありません

 

なんと、忠義の騎士ジェレミアとあのシャーリーが

共謀して『なにか』をどこかへ運び込み

それを手紙でC.C.に知らせたようなのです。

そしてラスト、ルルーシュの生存を匂わすC.C.の独白

直ぐ後にNextstage、復活のルルーシュの予告が……

 

恐らく、というかほぼ間違いなく

ジェレミアらが運んだものとはルルーシュの遺体

何らかの要因で彼はまだ生きているor

復活できる状態にあることが示唆されています

最後の最後に爆弾を放り込んできたギアス。

今後も目が離せませんね!

 

■まとめ

上演時間140分という長編ながら超高密度に

圧縮された超展開の数々、声優の熱演に作画、

全ての熱量が非常に高く最後まで飽きずに

鑑賞できた傑作でした。谷口監督は

劇場三部作をギアス入門編として作った、と

発言されていますがまさに相応しい出来です。

個人的には三部作の中で一番面白かったですね。

黒の騎士団の裏切りの改変は非常に納得のいくもので

既存ファンなら誰でも感じたあのモヤモヤを

良い具合に払ってくれました笑

 

ただ、少し残念なのはルルーシュとシャルルが

Cの世界で最後の対決をする一連の話数は

TV版の頃から作画に違和感があって今回、

映画化にあたり修正されていることを望んだのですが

残念ながらそこは放送当時から変わったようには

見えませんでした。少なくとも一から原画を

修正したわけではありませんでした。

是非ともキャラクターデザインであり

メインアニメーターの木村 貴宏さんに

描き直してほしかったのですが……

まあ彼の原画と思われる追加カットが

何か所か確認できたのでそれで満足します笑

 

公式サイトでの谷口監督、脚本の大河内さんの

コメントでも確認できますが

『復活』はこの劇場三部作の次、つまり

TVシリーズとは世界線が違うと判明しました

R2からでも正直続けようと思えばできるのでは?

とは思うのですがまあなにはともあれ

『復活』に期待しましょう!

 

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