桜木小学校の集団食中毒事件。
原因はソラニンという天然の毒とのこと
ジャガイモに含まれる毒に関して調べてみました。
■桜木小学校集団食中毒事件
12月19日の昼過ぎに北海道千歳市桜木小学校で
集団食中毒事件が起こりました。
19人の児童が病院で手当てを受けましたが
幸い全員命に別状はありませんでした。
調理実習で使用したジャガイモに含まれる毒
「ソラニン」が食中毒の原因らしいのですが
余談ですがソラニンというと個人的には
同名の有名漫画を思い起こしてしまいます。
実際、私はこの件について調べたところ
ネット上でヒットした情報には
上記の漫画も大量に含まれていました。
閑話休題。
今回衝撃的なのはジャガイモの毒
によって食中毒を起こしたと言う事。
「ジャガイモに毒なんてあるのか？」
と思った方も少なくないでしょう。
何を隠そう私もその一人です。
学生時代家庭科の時間などで先生方に教わった
記憶がある方もいるかもしれませんが普段
お店で購入して食べる分には特に問題ないので
忘れてしまってる方も多いでしょう。というわけで
まずはジャガイモについて知って行きましょう。
■ジャガイモについて
ジャガイモと言えば北海道の農産物。
しかも収穫量は日本一！なんと2位の長崎県に
2倍以上の差をつけ全国の8割を占めます。
脳や体の発育を助けるビタミンＢが含まれていて
ビタミンＣやカリウムも豊富に含まれています。
また、ジャガイモのビタミンＣは主成分である
でんぷん質に保護されているため、過熱しても
失われにくく、女性の得意料理として人気が高い
肉じゃがには当然欠かせません。
とはいいえ実際肉じゃがを作ってもらっても
男性的にはそんなに嬉しくない、なんてことは
おそらく皆さん気づいていることでしょう笑
さて、話を戻しますが様々な料理に
使用されるジャガイモも扱い方を間違えれば
とたんに毒物に変わってしまうのです。
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■ジャガイモの「毒性」とは
ジャガイモはポテトグリコアルカロイド(PGA）として総称されるソラニンやチャコニン（カコニン）、ソラマリン、コマソニン、デミツシンなどの有毒なアルカロイド配糖体を含む。これらはジャガイモ全体に含まれるが、品種や大きさによりばらつきがあり、特に皮層や芽、果実に多く含まれる。そのため、食べる際には芽や緑色を帯びた皮は取り除かなければならない。PGAは加熱による分解が少ない。PGAなどの中毒症状は頭痛・嘔吐・腹痛・疲労感。毒性はそれほど強くはないが、小児は発症量が10分の1程度と成人より少なく、保育園、小学校の自家栽培による発育不良の小芋などは特にPGAの量が多いため、中毒例が多い。
出典：wikipedia
普段何気なく食べているモノのわりに
実はこれほど取り扱いの難しい食べ物なんですね。
wikiにも指摘されていますが保育園、小学校の
自家栽培による発育不良の小芋などは
特にPGAの量が多くその分中毒例が多い
とされています。
ではどうすればいいのか？ですが
これについては当然対策法があります。
芋を日光にあてず、暗所で保存。
芽を丁寧に取り除きます。
この時、芽が緑色になった場合は
皮も一緒に取り除いてください。
ちなみにPGAは水溶性のため、皮をむいて
茹でたり水にさらすことである程度除けます。
しかし粉ふきいもで中毒した例が過去にあり、
除ききれない場合も多分にあります。
そして果実は、芽ほどではないものの
塊茎と比べPGAの含有量が高いため
食用に向くとは言えません。。
まあ一番簡単なのは店で買った芋を
早めに食べるということなのですが
今回のような例もあるため対策法を
記載させていただきました。
趣味で栽培をしている方やお子さんが
外でじゃがいもを育てる機会が
ある方は十分注意してください。
上記にあるように今回の事件はまさに
自家栽培による発育不良の小芋による中毒。
実際ジャガイモが原因の食中毒事件は
昔からよくニュースにはなっています。
少なくとも今回の件は学校の教師達が
しっかりと教育や管理を施さなかった故の事故
なのではないでしょうか？小学1～2年生が
被害にあった事件ですので子供たち自身の
自己責任とするのは酷です。
命に別状がない程度の被害で済んでよかったものの
それ以上の被害が出る可能性もありました。
ジャガイモに毒性があると教師は当然承知のハズ
なので今回のような事件が今後起きないように
十分な説明や管理をしていただきたいものです。
■まとめ
ジャガイモ食中毒事件からジャガイモの
毒性に関して今回は調べてみました。
皆さんも取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね。
それではまた次回！バイバイ！
