ひきこもりの元ニート、上野 竜太郎さん。
千葉市議会に立候補も落選!
しかし結果は1399票と大検討!
選挙費8000円で実現したかったマニフェストとは?
■上野 竜太郎のプロフィール
千葉市議会議員選挙立候補者の上野 竜太郎さん。
「ニート25才」で一部ではお馴染ですね。
彼はどこの政党に属することなく
無所属で立候補し選挙戦に挑みました。
結果として落選してしまったものの
彼の行いはネットで高く評価され
現在話題沸騰中の人物です。
彼は元ひきこもりでニートという
現在社会の抱える問題を具現した存在でした。
そんな彼がひきこもりを脱却し
さらには選挙に立候補するにいたるまで
一体どれほどの決意が必要だったのか。
私などには想像すらできませんが
彼は立派に選挙に挑み最後まで進み続けました。
そもそも選挙に立候補するなんて事は
普通に生きてきたとしても
そうそう出来る物ではありません。
元ニート等と言って馬鹿になんて出来ないほど
彼は立派に戦いぬいたと思います。
■マニフェストは?
市議会に立候補したと言う事は
彼は彼なりに社会を変えたいという
強い意志とビジョンがあったはずです。
それはいったい何だったのでしょうか?
彼は元ひきこもりのニートでした。
なんと中学生のころから
10年ひきこもっていたのです。
つまり学歴は当然、職歴すらありません。
一般社会からつまはじきにされ、時には
侮蔑をもって嘲笑すらされる存在でした。
ではなぜ彼は市議会選になど立候補したのか。
[ad#co-2]今日本には彼と同じ経験をしている人
つまりひきこもりやニートが
約60万人いると言われています。
上野さんはその人たちの為に立ち上がったのです。
彼には学歴も職歴もないですし
友人や恋人との恋愛経験すらないと言います。
しかし10年間ひきこもっていたという経験と、
同様の人間が日本に60万人いるという現実。
普通の政治家には決して持ちえないものが
彼にはあったし、認識していない事を
上野さんは実感として分かっていました。
だからこそ彼は立ち上がり
「弱者の為の政策」をしたかったのでしょう。
一般人には軽蔑されるような生き方を
してきた人たちに寄り添おうとする
彼を私は個人的に応援していました。
惜しくも選挙には落選していましましたが
彼の行動が誰かに影響を与えているなら
上野さんの挑戦も無駄ではなかった筈です。
■選挙費と結果
数々の立候補者が選挙を勝ち抜くために
選挙カーやポスターに街頭演説など
様々な選挙活動をします。
その総額は少なくとも100万円はかかります。
そこを上野さんは自分一人でポスターを張る
選挙カーを使わず闘う、と言った方法で
なんと選挙費を8000円にまで抑えました。
結果的に落選してしまったとはいえ
まず最初に、今回の千葉市議会議員選挙において1399票を得た事をご報告します。
— 上野竜太郎 (@uenoryutaro) 2015, 4月 12
1399票を獲得し15人中12位と
元ひきこもりのニートとは考えられない
大健闘をしたと言えるでしょう。
彼の思想や行動がこれだけの人に
届いたのだと考えると感慨深いですね。
個人的には当選してほしい人物でしたが
やはり有権者の大半が高齢の現代において
彼のように職歴が無くさらにはニート、
と言う肩書きの人間には政治を任せよう
などと思える人物は少数なのでしょう。
それでも上野さんが大健闘したのは
彼を支持する若年層がいたからこそ。
もしかすると高齢層も少ないながら
彼に投票してくれていたかもしれません。
今回は落選してしまったものの
今後再び彼が立ち上がる事を願います。
それは政治にだけではなく社会的にも
上野さんが復帰できればいいなと
私はお節介にも祈ってしまいました笑
新卒至上主義の現代日本でホワイト企業に
就職するのは非常に難しいですが
彼の見せた行動力があればそれも
なんとかなるような気もします。
それでは今日はこの辺で!
また次回!バイバイ!