脚本家であり映画監督でもある北川 悦吏子さん。
彼女を襲う「聴神経腫瘍」と現在の状況とは?
また過去の「難病炎症性腸疾患」を発表!
出身等のプロフィールもまとめて調査しました!
■北川 悦吏子のプロフィール
名前 北川 悦吏子(きたがわ えりこ)
出生 1961年12月24日
出身 岐阜県美濃加茂市
血液型 B型
配偶者 アリ
子供 アリ
出典 wikipedia
北川 悦吏子さんは人気脚本家でありながら
自身もメガホンをとり監督をつとめる等
じつに多彩な人物として知られています。
特に恋愛ドラマに強く、代表作に
安田成美と中森明菜のW主演「素顔のままで」や
漫画原作のドラマ「あすなろ白書」があります。
どちらも大ヒットを記録し北川さんは
「恋愛の神様」という称号を得ました。
近年では彼女にとっての監督デビュー作である
「ハルフウェイ」が話題を呼びました。
今作にはあの
「リリイ・シュシュのすべて」の監督
岩井 俊二監督や小林 武史氏を共同の
プロデューサーに迎えた事でも注目されました。
ちなみにこれは余談ですが岩井俊二監督の映画
「Love Letter」と前述の
「リリイ・シュシュのすべて」は
個人的オススメ映画ですので
興味がある方は時間のある時にでも是非笑
■学歴や経歴
ここでは北川さんの学歴や経歴を
順にたどっていきたいと思います。
ではまず、学歴から見ていきましょう。
■高校
岐阜県立加茂高等学校普通科
■大学
早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修
以上が彼女の学歴となります。
高校、大学と非常にレベルが高いですね。
大学などは東大に並ぶ日本の有力大学早稲田。
私の友人も一人いますがやはり
頭の出来が違うと思い知らされます笑
[ad#co-2]さて次は経歴を観ていきましょう。
北川さんは大学卒業後コピータイターを目指し
広告代理店に就職します。
しかし雑用ばかりの業務内容に嫌気がさし退社。
その後、「にっかつ撮影所」に入社。
そこで脚本家の佐治 乾氏に師事しながら
プロットライターや製作アシスタントなどに従事し
1989年に「月曜 女のサスペンス」の一編で
初めて脚本を担当しこれが脚本家デビュー作に。
以後はこれを皮切りに多くのドラマ脚本を担当
既に上の項目で記載しましたが
「素顔のままで」
「あすなろ白書」
等のトレンディドラマの脚本を経て
「恋愛の神様」とまで呼ばれるまでに成長。
見事、脚本家としての地位を築き上げました。
■二つの難病
ドラマそして映画と脚本家として
成功を収める一方で北川さんは
二つの難病に体を蝕まれていました。
それこそが
「難病炎症性腸疾患」と「聴神経腫瘍」です。
どちらも10万人に1人の割合で発症する難病。
最初に発症したのは「難病炎症性腸疾患」
これは1999年に人間ドックでみつかり
その後10余年闘病生活が続いたといいます。
病気の症状は以下のようなもの
大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。
病気の影響で非常に苦しい痛みが襲うなか
連ドラの脚本を書いていたといいます。
まさにプロ根性といったところでしょうか。
そして2010年6月に病気の最終手段とされる
大腸全摘のオペを完了させ症状は落ち着きました。
しかしもう一つの難病の影が彼女に忍び寄ります。
それが「聴神経腫瘍」なのです。
この病気は以下のようなものになります。
聴神経とは聞こえの情報を脳に送る蝸牛神経(かぎゅうしんけい)と平衡感覚についての情報を送る前庭神経(ぜんていしんけい)との2種類の神経の総称です。そして、これらの神経に生じる腫瘍を聴神経腫瘍と言います(大部分は前庭神経から生じます)。ほとんどは良性腫瘍ですが、腫瘍が神経を圧迫、もしくは破壊することによって、めまいや難聴、耳鳴りを発症します。また、腫瘍が大きくなると、顔面神経麻痺(運動障害)や顔面のけいれん、知覚麻痺などを生じる他、脳を圧迫することで歩行障害や意識障害等を生じることもあります。
現在北川さんはこの病気により
左耳の聴力を完全に失いました。
症状としてはずっと耳鳴りがしていて
潮騒みたいな音やザリガニがバケツの底を
ガサガサ這っているような音が常にするとか。
想像するだに恐ろしい難病です。
さすがの北川さんも気落ちし
「なぜ自分ばかりこんな目にあうのか?」
と涙に濡れたこともあったと言います。
しかしそんな時ふと自分が書いた
脚本のセリフを思い出しました。
「どうして私ばっかりこんな目にあうの? 私よりどうでもいいやつ、渋谷歩けば、たくさんいるじゃない?」
出典
彼女が04年に書いたドラマ
「オレンジデイズ」で、障害を抱えたヒロイン
柴咲コウが追いつめられた時の本音のセリフ。
これに対し相手役の妻夫木聡君演じるカイのセリフが
「一生、そうやって、なんで私ばっかりって言いながら生きていくのかい?」
出典
これら自分が書いた脚本の台詞に気づかされ
難病に悩まされながらも日々懸命に
人生を生きようと励まされていると語ります。
私は今のところ大病を患った経験がない為
彼女の気持ちを理解することはできませんが
その人生を応援したいと思っています。
今後、北川さんが新たな難病に襲われることなく
健やかに過ごすことが出来るように願っています。