シン・ゴジラのネタバレ感想!続編は?シンの意味とエヴァの関係!

12年ぶりに甦った日本版ゴジラ「シン・ゴジラ」。

ストーリーのネタバレ感想や考察に注目!

キャストやあらすじ、続編等もチェック!

“シン”の意味とは?エヴァとのクロスにも迫る!

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■はじめに

12年の歳月を経てついに復活した日本のゴジラ

その名も「シン・ゴジラ」。

総監督は日本を代表するアニメ

「エヴァンゲリオンシリーズ」の庵野 秀明が務め

特技監督に「平成ガメラシリーズ」

「実写版 進撃の巨人」 等を手掛けた

樋口 真嗣が配された今年一番の話題作。

どちらも日本を代表する

世界レベルのクリエイターであることから

情報公開時からかなりの反響がありました。

 

しかし業界内外からの反響は必ずしも

良いモノばかりではありません。寧ろ、

個人的な印象ではこの采配に対して

不安視する声の方が多かったように思えます。

過去に実写映画を監督した経験こそあるものの

あくまでアニメ畑の人間である庵野監督、

特殊技術に関しては一流でもシナリオや

キャラクター描写に難があると一部

映画ファンに認識されている樋口監督。

「この2人にゴジラを任せても良いのか?」

というゴジラファンは少なくありませんでした。

 

上記の評価が正しいかは置いといて

ファンが不安に思うのも無理はありません。

なにせ日本のゴジラは12年も休止状態にあった

その間に2014年にはハリウッドで2作目の

ゴジラが制作され、これが世界中で大ヒット。

続編も決定しており今後シリーズ化する事が

半ば確定している状態。誤解を恐れずに言うなら

ハリウッドに自国のスターをとられたようなもの

似た例として「トランスフォーマー」が

存在し、もはやあちらはほぼ完全に

アメリカのモノと化しています。

(※元々日本の「ミクロマン」シリーズ等の

流れを汲む日米共同製作玩具だった)

 

世界中にハリウッド版ゴジラが受け入れられた今

日本で再び作られたゴジラのできが悪かった場合

大げさかもしれませんがそれ以降日本で

ゴジラが作れなくなってしまう可能性があります

そうでなくともオリジナルの国であるのに

まるで劣化品のように扱われであろう事は明白

だからこそ庵野、樋口監督ペアという

ビッグネームですら日本のゴジラファンは不安、

より正確に言うなら「怖かった」のでしょう。

とはいえ全ては既に決まったこと。

当然、時間はファン心理に配慮することなく

無情にも過ぎて行きます。

そして7月29日、新生した「日本のゴジラ」

全国で封切られることになりました。

 

 

■ネタバレ感想

メインキャスト

長谷川博己

【矢口蘭堂(内閣官房副長官)】

石原さとみ

【カヨコ・アン・パタースン(米国大統領特使)】

竹野内豊

【赤坂秀樹(内閣総理大臣補佐官)】

あらすじ

東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが……

引用元

注意!

※ここからはネタバレになりますので

まだ映画をご覧になっていない方は

読み進める事をお勧めしません。

 

まずシン・ゴジラがどのような映画だったか

面白いのか否か、結論を先に言うと……

 

 

 

 

傑作です。

 

 

 

 

怪獣や特撮映画ファンは勿論、そうでない人も

全ての日本人に観てほしい内容になっています

既に公式でアナウンスされてる情報ですが

今回の映画は現代日本にゴジラが現れた場合

日本人はどう戦うのか?という

シミュレーション映画の要素を持ちます。

キャッチコピーの1つである

現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)とは

まさにこの映画の芯(シン)を突いた

言葉だと言えるでしょう。

突如日本に訪れ未曾有の大災害を齎すゴジラは

まさに自然災害の化身と言える様でそれは観客に

3.11を始めとした大震災を想起させます

虚構であるゴジラに観客は現実の災

幻視する構図になっている。劇中の日本人は

犠牲を出しながらもそれぞれが

それぞれの立場で出来るベストをつくし

時には外国の力すら借りて結束、共に

ゴジラ(震災・原発事故の象徴)に立ち向かう。

つまりこれは怪獣映画でありながら

震災復興映画でもあるわけです。

現在の日本、そして日本人に対するエール

鑑賞後は自然と「自分も頑張らないとな」

という気分にさせてもらいました。

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さて、物語の構造について言及しましたが

次はビジュアル面に迫ってみましょう。

今回のゴジラは従来の着ぐるみ式ではなく

日本では初めて全身がCGで構成されたゴジラ

そのクオリティが気になる方もいるでしょう。

実際の所、そう悪くはありません。

昼間の戦闘は粗が目立ちますがこの映画

最大の見せ場の一つである夜の街で

ゴジラが初めて放射熱戦を使うシーンは

ハリウッドにも引けを取らない迫力です。

今回のゴジラは熱戦を吐く際、下顎が

プレデターのように割れるのが特徴

しかも口からだけでなく背びれ、尻尾からも

レーザーのよな熱戦を放射出来ます

※使途や巨神兵が使うビームに似てる。

そして驚くべき事に予告やポスターの

ゴジラは“第四形態”!そう、今回怪獣王は

4段階の進化を劇中で果します。

ウツボに脚と背びれがついたような第二と

それに腕が生え、直立した第三。

どれもグロテスクで不気味ながら

どこか愛嬌がある姿をしています。

是非劇場で確認してください!

※第一形態は全身が画面に映る事はなかった

 

そして最後は音楽面を見ていきたいと思います。

音楽は旧来の伊福部サウンドと

エヴァなどでお馴染の鷺巣 詩郎さんの

新作が合わさったもの。しかしここで

誰もが驚くサプライズが。

なんとエヴァのBGMが使用されたのです!

曲は「DECISIVE BATTLE」

エヴァと言えばあの音楽、というほど

作品を代表する曲がかかったときは

思わず劇場で笑ってしまうほどでした。

気になる方はコピペして探してください。

曲名で分からなくともエヴァを知ってるなら

絶対にわかりますしこれがゴジラで

使用されたという事実だけで

劇場に足を運びたくなるのでは?

石原 さとみさん演じるカヨコが仕切る会議で

鳴り響く「DECISIVE BATTLE」は

一瞬「実写版エヴァかな?」と思わせる程。

カヨコは従来の庵野産女性キャラの

流れをくむ上、石原さんの演技力により

さらにそう見えるのでしょう。

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■シンの意味・エヴァとの関連

公開前から数々の憶測が巻き起こった

タイトルの“シン”。これにはおそらく

決まった1つの意味は存在しないと思います。

ゴジラが象徴する複数の概念を

差しているのでしょう。

例えば神(シン)。これは劇中で何度も

言及されるようにゴジラは荒ぶる神であり

人知を超越した存在であると云う事。

例えば震(シン。現実に置ける

震災を怪獣と言う形で現わしている為。

例えば真(シン)。庵野監督が

一番最初のゴジラ、つまり本物(真)に

できるだけ近づけたいと語ったから。

……等々他にもあるかもしれません。

ちなみにメインキャストはそれぞれ

長谷川さんと竹ノ内さんが

石原さんがだと感じたそうです。

 

エヴァとのストーリー的な繋がりは

ないでしょうが新劇エヴァの最終作も

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」

と銘打たれている事からメタ的に

同じテーマなど関連性がある可能性はあります。

こちらの方が発表は早かったはずですが

そうなるとエヴァの方でやりたかった事を

今回のゴジラに一部盛り込んだのかも?

どちらにせよシンエヴァも楽しみですね。

■続編について

 

ラストはゴジラが血液凝固剤によって凍りつき

彫像のように固められる形で倒されます。

しかしゴジラの尻尾には

「人間の形」をしたゴジラの分身が

生まれようとしていて……

この時点で続編を作ろうと思えば

幾らでも作れそうな気配があります。

シン・ゴジラの興行収入によりますが

もし今作が大ヒットすれば次回作も

あり得ない話ではないでしょう。

というわけで私は続編に少しでも

貢献する為、あと数回は劇場に

脚を運びたいと思います!

それでは長々とお付き合いいただきまして

ありがとうございました!

それではまた次回!バイバイ!

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